[2016年版]小学生の子どもに買ってあげたいベストの教育用タブレットは?
みなさん、こんにちは!
こちらの記事が古くなったため、新たに2016年版としてページを更新いたしました。
今日は、小学生の子供向けのタブレットの選び方をご紹介します。
特に、タブレットで楽しく勉強をしてほしいというシチュエーションを想定しています。
幼児向けのタブレットの選び方については、以前書いた記事をご覧ください。
選択肢は5機種
2016年1月時点で、選択肢となるタブレットは以下の5機種です。
- iPad Air 2
- iPad mini 4
- iPad Pro
- Androidタブレット
- Windowsタブレット
2015年11月にiPad Proが発売されて、iPadの選択肢がさらに増えました。iPadは家庭で購入するタブレットとして人気が高く、どの機種を買うか非常に迷うところだと思いますので、1つ1つの機種を区別して比較検討することにしました。
AndroidタブレットとWindowsタブレットは、メーカー・機種の違いは一旦無視して、一括りにして評価します。
比較基準は5つ
比較基準は以下の5つです。
- ハードの使いやすさ…子どもでも無理なく使えるか
- ソフトの充実度…教育効果の高いアプリが揃っているか
- 安全性…不適切なコンテンツやウイルスなどが多くないか
- 親との共用…1台の端末を子どもと親で無理なく共用できるか
- 価格
仕様が優れているかということよりも、子どもの教育用として安心して使えるか、ということに重点を置いて評価基準を作成しました。
それぞれの項目について、以下の3段階で評価します。
- ★★★…競合製品より優れている
- ★★☆…平均的
- ★☆☆…競合製品より劣っている
さあ、それではいってみましょう!
iPad Air 2
- ハード:★★★
- ソフト:★★★
- 安全性:★★★
- 親との共用:★☆☆
- 価格:★☆☆
まず、iPad Air 2から。
こちらは、子どものために最高の製品を買ってあげたい方に最適なモデルとなっています。
10インチの大画面で薄く軽く、世界最高品質のクリエイティブなアプリが揃っています。
iPadのアプリはすべて事前にAppleの審査を受けているため、安心して利用できます。不適切なコンテンツや、危険なウイルスに遭遇することは極めてまれです。
難を言えば、親との共用が難しいこと。
アカウントを切り替えて利用することができないため、親が利用するアプリやメールが子どもにも見えてしまいます。
価格は、Wi-Fiの16GBモデルで53,800円(税別)と、決して安くはありませんが、それだけの品質を備えたタブレットです。買って損したと思うことはまずないでしょう。
個人的なベストバイはこのiPad Air 2です。
iPad mini 4
- ハード:★★☆
- ソフト:★★★
- 安全性:★★★
- 親との共用:★☆☆
- 価格:★★☆
次に、iPad mini 4。
iPad Air 2の画面を8インチに小さくし、さらに軽くしたモデルです。持ち運びやすさはピカイチ!
内容的にはiPad Air 2とまったく変わらないため、違いは画面サイズと重さ、価格だけということになります。
画面サイズが小さいことのメリットは、持ちやすいこと、持ち運びやすいことの2点です。
一方、デメリットは、字が小さく読みづらくなること、画面の操作に指先の細かい動きが必要とされることです。
しかし、小学生高学年のお子様であれば、無理なく利用できるレベルです。
文庫本サイズの文字を読みこなせるようになり、塾通いなどで家の外での活動が増える高学年のお子様に買ってあげるなら、iPad mini 4は有力な選択肢となるでしょう。
iPad Pro
- ハード:★☆☆
- ソフト:★★★
- 安全性:★★★
- 親との共用:★☆☆
- 価格:★☆☆
次に、iPad Pro。
iPad miniとは反対に、iPad Air 2の画面を13インチに大きくしたモデルです。とにかくド迫力のiPadです。
iPadシリーズの中で親分格にあたり、Apple Pencilというスタイラス(ペン)や、Smart Keyboardというキーボードを組み合わせて使えるなど、史上最も高性能なiPadとなります。
しかし、とにかくサイズが大きすぎて、子どもが手軽に持ち運べるような代物ではありません。また、価格も9万円以上するため、子どもに買い与えるには躊躇するレベルです。
こちらは、デザイナーなど仕事でiPadを多用する大人向けの機種と考えたほうが良さそうです。
Androidタブレット
- ハード:★★☆
- ソフト:★★☆
- 安全性:★☆☆
- 親との共用:★★★
- 価格:★★★
お次は、Androidタブレット。
4~5年前は、Androidタブレットは性能や安定性の面で難があり、実用に耐えませんでした。
それが最近では、iPadをしのぐ高性能なモデルも登場しており、十分実用的になってきました。
Androidが優れている点として、マルチユーザーに対応している機種が多いこと、価格が安いことが挙げられます。
ハードやソフトは相変わらず玉石混交ですが、平均値で言えば、iPadには及ばないかなという印象です。
Androidで一番怖いのは、ウイルスが入ったアプリが世界中で蔓延していることです。気づかないうちに個人情報がばらまかれていたといった事件も後を絶ちません。
従って、ある程度ITの知識があり、ハードの品質やアプリの安全性をチェックできる人が身近にいるなら、購入の候補に挙げていいかと思います。
なお、Amazonが販売しているFireタブレットは、通常のAndroidタブレットとは異なり、利用できるアプリの種類が限られますので注意してください。
Windowsタブレット
- ハード:★☆☆
- ソフト:★☆☆
- 安全性:★★☆
- 親との共用:★★★
- 価格:★☆☆
最後に、Windowsタブレット。
ビジネスの世界で使われているWindowsに子供のうちから慣れておくことは、将来大きなメリットになるかもしれません。
また、日本の学校はWindows環境が多いため、近い将来、Windowsのタブレットやパソコンを学校で使うことになる可能性があります。そういった意味で、学校との親和性が高いというメリットも考えられます。
さらに、外付けのキーボードを備えた機種が多く、タイピングの練習になる点も他のタブレットにないメリットです。
しかし、残念ながらiPadのアプリのような教育用の優れたソフトが少ないため、教育用に1台タブレットを、と考えられているのであれば、今のところあまりお勧めできない機種となっています。
OSもWindows 10になり、スタートボタンが復活するなど、従来のWindows 7までのビジネス色が濃くなったと思います。
将来への備えか、仕事にも使える共用端末として購入するのであれば、検討の余地があると思います。
まとめ
機種 | 評価(100点満点) | コメント |
---|---|---|
iPad Air 2 | 100点 | 誰にでもおすすめできるモデル。 |
iPad mini 4 | 80点 | ピンク色が出れば女の子に大人気間違いなし? |
iPad Pro | 40点 | 子どもが使うには大きすぎるし高価すぎる。 |
Androidタブレット | 60点 | 子どもが使うには安全性に難あり。 |
Windowsタブレット | 20点 | タブレットというよりパソコンです。 |
以上、2016年版子ども(小学生)向けの教育用タブレットの選び方でした。