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連載「新卒・中途エントリーシートの書き方」 (6) 事実を伝えて説得力のあるアピールをしよう

      2014/09/25

9月も下旬になり、一気に秋っぽくなってきました。就活を控え、自分の将来について真剣に考え始めた方も多いと思います。受かる・惹きつける・有利になるエントリーシートの書き方について、今回も経営側・採用側の目線でお話させて頂ければと思います。よろしくお願いします。

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前回は「自己中心アピール」をやめようというお話をさせて頂きました。読み手のことを考えて書かれたエントリーシートは、読んでいて気持ちがいいものです。思いやりと成熟感が伝わってきます。反対に、オレオレ主義で書かれたエントリーシートは幼稚で稚拙な印象を受けます。読み手が読みたいことは何か、ぜひじっくりと考えてみてください。

さて、多くのエントリーシートを並べて比較すると、説得力のないアピールの仕方をしている人がいることに気づきます。説得力がない原因は、大きく分けて3パターンあります。

 ①事実が書かれていない
 ②結論と根拠のつながりが弱い
 ③頭が整理できていない

いずれも文章の論理性の問題ですね。順に見ていきましょう。

始めに、「①事実が書かれていない」について。例えば、「英語が得意」ということをアピールしたいのに、根拠としての事実が何も書かれていない場合があります。ここでいう事実とは、誰にとっても疑いようのない、実際に起きた出来事のことだと思ってください。自分勝手な思い込みは事実とは言えず、根拠として認められません。

読み手としては、「私は英語が得意です。なぜなら、実際にAやBやCといったことがあったからです。」と書いて欲しいのですが、後半の「AやBやCということがあった」という部分が抜けていたり、思い込みで書かれていたりすると、「この人は説得力がないなぁ」と思います。

エントリーシートには、事実を書くようにしてください。できれば、数字を使うといいでしょう。

【悪い例】私は英語が得意です。昔から英語が好きでした。大学に入ってからも必死に英語を勉強しました。
【良い例】私は英語が得意です。TOEICは900点です。1年間の海外留学経験があります。

次に、「②結論と根拠のつながりが弱い」について。「英語が得意」ということをアピールしたいのに、「海外旅行に何度も行った」という根拠を出してくる例などです。海外旅行に何度も行った経験があるからといって、英語が得意とは限りませんよね。英語などほとんど話せないのに、海外旅行に何度も行っている人もいます。

エントリーシートには、力強い根拠を書くようにしてください。嘘はいけませんが、多少のはったりは許されるでしょう。

【悪い例】私は英語が得意です。学生時代、海外旅行に5回行きました。今、英語サークルに所属しています。
【良い例】私は英語が得意です。TOEICは900点です。1年間の海外留学経験があります。

最後に、「③頭が整理できていない」について。頭が整理できていないと、話が長い、話が飛ぶ、話が戻る、前提の説明が増える、あいまいな表現が増える、といった傾向が出てきます。結果的に、何が言いたいのかわからない、説得力がない文章になってしまいます。

頭が整理できない人は、情報の取捨選択に気を付けてください。例えば、英語が得意だということをアピールしたいなら、2つ3つの事実を示せば十分なはずです。「TOEICが900点。1年間の留学経験。」これで十分です。全部説明しようとするのではなく、一撃で相手を納得させるような事実を発見してください。

【悪い例】私は英語が得意です。中学生のときに本格的に英語の学習を始めました。映画を週に5本見て、内容を理解するように努めました。高校生のときには・・・(続く)。
【良い例】私は英語が得意です。TOEICは900点です。1年間の海外留学経験があります。

今回は、説得力のあるアピールの仕方についてお話させて頂きました。次回は、自分の魅力を発見する方法について書いてみたいと思います。お楽しみに!

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