わかりやすい文章を書く方法〜文章の骨格、肉付け、味付け
2014/09/25
みなさん、こんにちは!
最近ブラジル・ポルトガル語の学習にはまっています。自社アプリにブラジル・ポルトガル語の翻訳を入れたのがきっかけでした。
まもなく開催されるサッカーワールドカップがブラジル開催ということもあり、ブラジルという国への興味が高まっています。ぜひ一度は訪れてみたい国ですね!
文章の骨格、肉付け、味付け
さて、今日は、わかりやすい文章を書く方法をご紹介します。
いろいろな方法論がありますが、今日は「文章の骨格、肉付け、味付け」についてお話します。
はじめに言葉の定義をしておきます。
- 文章の骨格とは、文章が意味をなすために必要な最低限の文を指します。
- 文章の肉付けとは、骨格だけではわかりづらい点や強調したい点に補足説明を入れることを指します。
- 文章の味付けとは、仮にそれがなくても文章の構成や内容は変わらないが、読み手の感情にはたらきかけ、行動を促すプラスαの文を入れることを指します。
この3つを意識して書くことで、わかりやすい文章を書くことができるようになります。
はじめに骨格を決める
文章を書くときは、はじめに骨格を決めます。
書きながら骨格を考えると、途中で言いたいことがどんどん変節していってしまう恐れがあります。
書き始める前に骨格を決めてしまうのが、わかりやすい文章を書く第1のコツです。
わかりやすい文章にはパターンがありますので、次の例を参考にすると良いでしょう。
■わかりやすい文章のパターン
- 私は〜だと思う。なぜなら、〜だからである。(主張と根拠)
- 〜した。その結果、〜になった。(原因と結果)
- 〜した。それについて、私は〜だと思った。(体験と感想)
骨格が決まったら、肉付けや味付けについて考える前に、骨格だけの文章を書いておきます。
(骨格の例)私は毎朝5時に起きるようになった。その結果、仕事のスピードが上がった。
次に肉付けをする
骨格だけの文章が書けたら、次に肉付けをします。
肉付けは、以下の手順で行います。
- 読み手が疑問を抱きそうな箇所に、補足説明を入れる
- 強調したい点に、そこが大切であることを示す説明を入れる
このとき、仮想の読み手を想定して適度に肉付けするのが、わかりやすい文章を書く第2のコツです。
なんでもかんでも説明しようとすると、長くてわかりづらい文章になってしまいます。
例えて言うなら、脂肪がつきすぎた肉とでも言えばいいでしょうか。
骨だけだと固くて食べられない(文意を理解してもらえない)ため、ある程度の肉付けは必須ですが、メリハリをつけることが大切です。
肉付けができたら、読み直してわかりやすい文章になっているか確認しておきます。
以下に肉付けの例を示します。
(骨格だけ)私は毎朝5時に起きるようになった。その結果、仕事のスピードが上がった。
・読み手の疑問:なぜ毎朝5時に起きるようになったのか? どのくらいスピードが上がったのか?
(肉付けした例)私は早起きすると生産性が向上するという記事を読み、毎朝5時に起きるようになった。その結果、仕事のスピードが上がった。今までは毎日3時間以上残業していたが、毎日定時に帰れるようになった。
最後に味付けをする
肉付けまでできたら、最後に味付けをします。
読み手の好みに合うように味付けを行うことが、わかりやすい文章を書く第3のコツです。
つまり、「ああ美味しかった(よくわかった、また読みたいな)」と思ってもらうことが大切です。
味付けは、以下の手順で行います。
- 読み手に共感してもらいたい部分に、自分の気持ちを表す文を入れる
- 読み手に行動してもらいたい部分に、行動すればどのような効果が得られるかを表す文を入れる
以下に味付けの例を示します。
(先ほどの例)私は早起きすると生産性が向上するという記事を読み、毎朝5時に起きるようになった。その結果、仕事のスピードが上がった。今までは毎日3時間以上残業していたが、毎日定時に帰れるようになった。
・共感してもらいたい部分:仕事のスピードが上がった
・行動してもらいたい部分:早起きする
(味付けした例)私は早起きすると生産性が向上するという記事を読み、毎朝5時に起きるようになった。その結果、仕事のスピードが上がった。これには驚いた。今までは毎日3時間以上残業していたが、毎日定時に帰れるようになった。これほど効果があるのなら、もっと早くやっていれば良かった。
まとめ
このように、文章の骨格、肉付け、味付けを意識することで、わかりやすい文章を書けるようになります。
ぜひお試しください!